目次
ルーブル美術館とは
世界で最も来館者数の多い美術館(毎年800万人以上)でパリ屈指の観光スポットであるルーブル美術館. 日本では, メトロポリタン美術館(アメリカ), ナショナル・ギャラリー(イギリス)と共に世界三大美術館の一つとされています [エルミタージュ美術館(ロシア)が含まれることもあり]
ルーブル美術館のアクセス 入場料金
アクセス
ルーブル美術館美術館(Musée du Louvre)
・住所:Place du Carrousel, 75001 Paris, France
・アクセス:メトロ1、7番線 Palais-Royal/Musée du Louvre駅
・公式サイト : 公式サイト(現地) 公式サイト(日本語)
・入場料金 : 大人 15Eur 当日券
ルーブル美術館の入場料(当日券):15Eur (学割なし)
ルーブル美術館の入場料(オンライン事前予約):17Eur (学割なし)
・休館日 : 月・木・土・日曜 9時~18時 水・金曜 9時~21時45
入場についてのポイント
・荷物の持ち込み禁止(大型のスーツケースを預けられる無料のクロークあり)
・一枚の入場券で何度でも再入場可能(一度外に出て, ご飯を食べたり休憩したりしてOkay)
ルーブル美術館の見どころ
ルーブル美術館に貯蔵されている3大三大傑作と言えば[モナリザ], [ミロのヴィーナス], [サモトラケのニケ]になります. ルーブル美術館=世界最大の美術館で[モナリザ]が貯蔵されていると覚えておくだけでも問題ないですが, その他にも様々な魅力な作品があるので紹介します
[モナリザ]レオナルド・ダ・ヴィンチ作
[モナリザ]とは イタリアの美術家レオナルド・ダ・ヴィンチが描いた女性の肖像画(油彩画)
夜, 美術室にあるモナリザの絵を見ると,,, 目がぎょろぎょろと動く, 微笑み出す, 髪が伸びる, 魂が奪われる, 鼻息が聞こえる, と, 学校の七不思議にしばしば登場する[彼女]が貯蔵されているのが, このルーブル美術館です. ダン・ブラウンによる小説[ダ・ヴィンチ・コード]が話題になったように[モナリザ]が人々の心を魅了するのは、そこに潜む様々な[謎]が関係しています.
ネットから拾ってきた根拠もない情報を元にその謎に迫っていきます!
<<モナリザは笑っている? いない?>>
肖像画の左半分を手で覆ってみてください:左の口角が少し上がっているので笑っているように見えます
肖像画の右半分を手で覆ってみてください:右の口角は上がっていないので笑っていないように見えます
<<モデルは自画像? 理想の人物?>>
ダ・ヴィンチは亡くなり, 制作に4年を費やした[モナリザ]は未完に終わりました. 遺言書に一切記録がないので, モデルが誰なのかは一切明かされていません. 結婚はせず[同性愛者]と言われたダヴィンチが自分の理想の人物を描いたのではないか? はたまた, ダ・ヴィンチ自身が描いたとされる自画像に似ている!? という意見もあるそうです. ダヴィンチの死後500年, モナリザのモデルは誰なのか!? 永遠のミステリーとして今後も解明されることはないでしょう
そんな現代にも愛され続けているモナリザは, 様々な画家に模写されています
[サモトラケのニケ]
紀元前190年頃の作品である[サモトラケのニケ像]は, ギリシャ神話に登場する勝利の女神ニケの大理石像
1863年に北エーゲ海のサモトラケ島で発見され, [ミロのヴィーナス]と並んで傑作とされています. 優美でダイナミック姿についつい見とれてしまうでしょう
[ミロのヴィーナス]ミケランジェロ作
紀元前200年頃の作品である[ミロのヴィーナス(アフロディーテ)]は, 1820年にエーゲ海のミロス島でふたつに分断された状態で発見され, 古代美術の代表とされています. 両腕のない姿ゆえに美しさが際立たされている
[カナの婚礼]ヴェロネーゼ作
[カナの婚礼]はイタリア・ルネサンス後期の画家[ヴェロネーゼ]の作品, ルーヴル美術館の中で最も大きな絵画
新約聖書の一場面にも記されており, [カナ]は地名で, イエス・キリストが育った街[ナザレ]の北に位置します. [カナ]の地で開かれた結婚式に出席したイエス・キリストが、水をワインに変えるという奇跡を見せた場面になります.
実際に撮った写真:作品中には人物が130人ほど描かれています とても賑やかな結婚式ですね!
垂直の歪みを修正した全体写真
イエスと母マリアが中心に描かれています. メンバー皆 華やかな衣装を着ている中で, イエスと母マリアは質素な服装で描かれています
召使いが石の水がめからワインを注いでいる様子. イエスはこの石がめに入っていた大量の水を上質なワインに変えたのです. イスラエル(ユダヤ教)ではワインには重要な意味があります. 祭司が聖なる食事の行うとき、パンとワインで行います. このワインはまさに神の血!!! 神の血を作り出したイエスはまさに神の子と言えたのでしょう.
<<聖書の中でも重要な場面の一つ>>
・イエスと母マリアが直接的に会話を交わす数少ない場面
・イエスが人前で最初の奇跡を見せたこと(水をワインに変える)
・この奇跡によって、弟子達はイエスが神の子であると信じるようになった
[聖母子像]ラファエロ作
イタリア・ルネッサンスの三大巨匠のひとり、ラファエロが油彩で描いた作品
聖母の持つ聖書に手を伸ばしているのが幼い頃のイエスで, 隣には幼い頃の洗礼者聖ヨハネが描かれています ※洗礼者聖ヨハネ:イエスと同じ時代を生きた預言者 ヨハネの母エリサベトとイエスの母マリアは親戚であり, 天使ガブリエルによってその誕生を予言されている(イエスの弟子である使徒ヨハネとは同名の別人) 聖母マリアから見ればどちらも可愛い子供みたいなもの?
[ハムラビ法典]
【古バビロニア王国(紀元前1830年~紀元前1530年)】 ハンムラビ王が発布した法律がこの[ハンムラビ法典]になる
その法典が何とルーブル美術館に眠っていた!!! 法典と言っても紙ではく石になります. 日本にある有名なことわざな一つ[目には目を歯には歯を] [害を受けたら復讐すべし]と言う意味ですが, その言葉のルーツを辿ると, この[ハンムラビ法典]に記載されていたのです!!! 古代バビロニア王国では, 目を潰されたら相手の目を潰し, 歯を抜かれたら相手の歯を抜くべきだという考え方でした. 近日では日本でも[やられたらやり返す倍返しだ!]と言う言葉が流行ってましたね!
[ナポレオン3世]の居室
絶対に見逃せない ルーブル美術館のライトアップ
ピラミッドとルーブル美術館がライトアップされる光景は感動的です. 内部から照明が当てられたピラミッドはオレンジ色に輝き, 周辺を取り囲むルーブル美術館の上品な夜景に感動すること間違いなし! パリの絶対訪れたい夜のスポットになるので是非抑えておきましょう!