本物のダビデ像がある場所はどこ?

ダビデ像は,ミケランジェロの代表的な彫刻作品であり, ルネサンス期を通じて最も卓越した作品の一つでもある.
本物, 偽物という表現も変ですが, ミケランジェロのダビデ像が収蔵されているのはフィレンツェアカデミア美術館になります. フィレンツェにはレプリカのダビデ像が3体あり, ベネチアにもアカデミア美術館があるので注意が必要です!

フィレンツェのアカデミア美術館 予約なしで入場

アカデミア美術館のオンライン予約は, 一週間ほど先までFull(満員)だったので朝一の観光を考察しました. 見学は時間帯を決めて予約することもできますが, 飛び込みで足を運び, チケットを購入してそのまま入場することも可能です. ただし, チケットを持たない観光客が1日に何十, 何百人といて, 美術館自体が狭いので入場制限が掛かるので, 出来る限り早い時間帯から並び, さくっと見学を終わらせることをお勧めします.

当日券を手に入れる流れ(至って簡単)
・チケットオフィスに向かう
・当日券を購入
・入場(先着順)(ㆀ˘・з・˘)


アカデミア美術館に向かう途中でフィレンチェの旧市街を歩いていると, 面白い矢印の看板が! イタリアは芸術の街だなーと感じる瞬間でもある


美術館と同じ建物内にチケットオフィスがあります! しかし, 入り口は[Reserved(予約あり)], [Not reserved(予約なし)]の2ヶ所あり, 予約をしていなければ[Not reserved]の入り口で待ちましょう


入館は8時15分からで, 朝7時過ぎると人が集まり始めます. 7時30分で10人前後, 8時過ぎると長蛇の列になります

アクセス
アカデミア美術館(La Galleria dell’Accademia a Firenze)
・住所: Galleria dell’Accademia, Via Ricasoli 58-60, 50122 Firenze
・アクセス:
・公式サイト :
・入場料金 : 8ユーロ(2017年) 12ユーロ(2019年現在) クレジットカード使用可
・休館日 : 毎週月曜日
・入館時間 : 8:15~18:20

注意点
・荷物の持ち込み禁止(基本的に荷物は預かってくれません)



ダビデ像の[手]はこんなにもリアル!

人間の力強さや美しさの象徴ともみなされる作品であり, 芸術の歴史における最も有名な作品のひとつと言えるダビデ像. ダビデとは旧約聖書においてイスラエル王国の二代目の統治者で, ダビデが巨人ゴリアテとの戦いで、岩石を投げつけようと狙いを定めている場面を表現している. その岩石を持つ手は力強く血管が浮き上がっている. この圧倒的な存在感, リアルな筋肉美は想像を<超越した>彫刻作品だ 美しいの一言! 一見の価値あり!


ダビデの目はハートになっている. 大理石で像を造る際に[彫刻の瞳の部分に明暗と立体感を出す手法]を用いたという説が有力とのこと


左手に持っている “投石器” になる. ゴリアテ討伐のために使用したものだ.


ダビデは包茎らしい. 真相は謎だが, 当時のヨーロッパ人は包茎の人が多く存在した. 現代でもイスラム教やユダヤ教の国々では, 割礼[男子の性器の包皮の一部を切除する風習]の儀式が風習として残っていることから, 宗教的な理由があるかもしれない.

ダビデ像を見学して感じたこと
美術や社会・歴史等, 全く興味なかった(勉強が嫌いだった)学生時代, ルネサンス, ミケランジェロ, ぁーそういえば教科書に載ってたなぁーと脳の片隅にある程度でした. 大人になりもっと勉強しておけばよかったなと思い返す事は多々あります. しかし大人(社会人)になった今でも興味を持てば勉強できる!!! 学ぶこと, 知識を身につけることは本当に楽しいと今でこそ実感しています.

[おまけ]未完のピエタ像

<<おまけ>> アカデミア美術館には、ミケランジェロが残した未完の彫像[パレストリーナのピエタ]も展示されています. ミケランジェロは, その生涯で4つのピエタを制作しており, 唯一完成しているのがバチカンにあるサン・ピエトロ大聖堂に[サン・ピエトロのピエタ]になります.

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