狂犬病とは

狂犬病(英語: rabies)は、感染した動物の咬み傷などから唾液と共にウイルスが伝染する病原体。ワクチン接種を受けずに発病した場合はほとんど確実に死に至り、確立した治療法はない。「最も致死率が高い病気」として後天性免疫不全症候群(エイズ)と共に、ギネス世界記録に記録されている

怖い感染病ですね… アフリカ縦断後に動物(犬)に噛まれ, 改めて狂犬病に対して考えるようになりました。この記事ではその経緯を綴っていきます

噛まれた初日(噛まれた経緯)

南アフリカはケープタウンまでアフリカ縦断を達成し, のんびりと過ごしていた夕方のある日,

住宅地を歩いてたら, 住宅の庭から一匹の犬が吠え出しこっちに向かってきました…

さすがに鎖が繋がってるだろうと思いきや, ぇーーーっ!!! あっという間に目の前に現れ, とりあえず僕は逃げる体制に入った瞬間,,, お尻をバグっ…

その瞬間, 思わず [いたーーーっ!] と叫び, 犬はそのまま離れていきました… 飼い主はその場にいませんでしたが、近所の人が僕の叫び声が聞こえたのか自宅から出て来てくれました

とりあえず事情を説明しようとするも, こんなところで何してるんだ!(多分観光客が通るような場所じゃないって意味だと思います)と注意される… ここの犬に噛まれたんですけど! と説明するも, さっさと帰りなさいと門前払い…

噛まれた瞬間は痛みを感じたけど, ズボンもパンツも裂けてなかったので、貫通してなければ大丈夫だろうと安易な気持ちでその場を離れることに… [本当はこの考え危ないです!!!]

2日目(狂犬病について調べる)

ふと椅子に座った際, 何か痺れるなとお尻を触ると, 噛みつき跡がしっかり残っていることに気付く

特に気にしなければ痛みを感じないが, 噛まれたあとを触るとちょっとズキズキする

狂犬病のことが頭を過ぎり, 夜な夜なネットで調べてみることにした

その結果を箇条書きにしてみる

★感染初期は、発熱、頭痛、不快感といった非特異的な症状が現れます。また、咬まれた部分は、ちくちくうずいたり、焼き付くような感覚(知覚異常)を覚えます

★WHOが行った2004年の再評価によれば、世界での狂犬病による死者数は年間55,000人と推定されているが、そのほとんどはアジア(推定31,000人)なーぁんだ!(心の中で) とアフリカ(24,000人)ぇっ!!! である

★他の人の飼い犬に噛まれた時は、まずは相手の連絡先を必ず聞きます。後でひどくなる場合もありますし、感染症がでたら困りますので、怪我の大小にかかわらず聞いておきましょう していない!!!

★後で何か発生してからでは受け付けてもらえないなどのトラブルになることもあるので、噛まれたら一度病院に行く方が本来は適切です していない!!!

明日の朝一, 南アフリカを離れてナミビアに行くバスのチケットを取っていたので, 少し心配だったがとりあえず寝ることにした

ナミビアに着いたら病院に行こう、ナミビアに着いたらすぐに病院に行こう!!! 感染さえしなければ何も問題ないわけだしポジティブに… [この考え本当に危険です!!! 噛んだ犬が狂犬病である可能性がある場合, 噛まれてから24時間以内に必ずワクチンを打たなければいけません!!!]

この時点で, 噛まれてから24時間を経過していた…

3日目(長距離バスでの移動…)

早朝から1500km離れたウィントフック(ナミビア)まで22時間の移動になります

両親に電話(LINE)で会話をして, これからナミビアに向かうね! と言ったことは覚えている

ナミビアに着いたらすぐに病院へ行こう そう思いながらバスの中を過ごした

バスの中で再度狂犬病について調べると、様々な情報が飛び交っている

★発症まで一般的に一ヶ月から三ヶ月…発症前にワクチン打てばセーフ!?

★ワクチンをうっても抗体が体にできるまで約1週間かかる

★噛まれ方にもよるが、予防接種をしていない場合は 血清(serum:スィーラム)を打つことことをお勧めとのこと

★ワクチンを打つのも1つの医療機関で管理しながら数回やる必要がある… 噛んだ犬が特定できればその犬が狂犬病が特定することが可能?

ネットで調べて情報収集をしても不安が積もるのみだが、、、この日はほぼ丸一日移動日なのでどうしようもない

4日目(病院での審査結果は…)

ナミビアに着き, 予約していたゲストハウスの従業員に犬に噛まれた相談をして, 勧められた病院[Roman Catholic Hospital]の手配をした

ナミビアでは狂犬病に対して反応が薄い従業員も多く, 案外そんなものなの!? と思ったが, この病院は24時間診察可能で, しっかり対応してくれるとのこと

そして病院に着いて事情を説明する

その結果…





[時が経ち過ぎてもうワクチンを打つ必要はないです] と, 衝撃の一言

ワクチン(曝露後予防[post-exposure prophylaxis: PEP]) は噛まれてから24時間以内でないと意味がないとはっきり言われる

ここ病院ですよね!?

患者を目の前に 何もする必要がないと!?

確かに24時間は経過している,,, けど。。。

狂犬病のことは予め調べていたので, 自分なりの知識で説明した

以下記載している 血清(serum:スィーラム)を打てるかどうか聞いてみる
ウマ抗狂犬病免疫グロブリン[equine rabies immunoglobulin : ERIG]
ヒト抗狂犬病免疫グロブリン[human rabies immunoglobulin : HRIG]

が、返ってきた答えは[これはHIVに対してのもの]と説明される

病院からゲストハウスに戻る際, 放心状態の自分がいた。

ナミビアではきっと対応できない

頭の中で考えていたことは、南アフリカに戻って飼い主と犬を特定する(犬が狂犬病の発祥の恐れがなければ感染はしないからだ)

もしくは, このあとヨーロッパに飛ぶのであれば, 2ヶ月はヨーロッパに滞在予定なのでヨーロッパでワクチンを打つ… (先進国であれば対処できる病院はあると考える)

狂犬病のことばかり考えてて頭青ざめてくる…

住宅地なので何処の犬か特定するのも難しいかもしれない、けど、このまま沈んだ気持ちで旅を続けることはできない

ということで、

ナミビアまできた初日、南アフリカに戻ることを決意!飼い主と犬探し、あとは南アフリカなら病院で対処できるとを信じて

宿に帰ってすぐに南アフリカに向かうバスチケットを購入する(航空券は時間的に難しかった)

両親には、体調は大丈夫なこと。そして南アフリカには大きな病院がたくさんあり, すぐに治療できる病院を探す、飼い主がいる犬なので狂犬病が発生する可能性も低いと思うので安心してください と報告

友達からは、余り不安になりすぎると抵抗力が落ちるので活力を上げていきましょうとアドバイスをもらった

大量に買い込んだ食材でとりあえず胃袋に何か入れようと思ったが食欲はあまり出なかった

この日の夜は中々寝付けなかったことを覚えている。久し振りに泣いた夜。死を恐れた日でもあった

6日目(飼い主, 犬を探しに南アに戻る)

また24時間のバス移動

できることは何もない

ほとんどの時間を寝て過ごしていましたzzz

7日目(その結果は…)

南アフリカに戻ると雨が降っていた

もう雨季の時期か。雨は人を憂鬱にさせる。狂犬病が発病すると水が怖くなるらしい

ナミビアにいた時は精神的にも病んでいた。でも今は大丈夫、このケープタウンで白黒をつけるんだ と自分に言い聞かせる

以前泊まっていたゲストハウスに一度戻り荷物を預けるこにする。犬に噛まれたことを報告して、飼い主のところに行くと。

雨も振っていたし傘を借りることにした。この傘は雨の予防だけでなく、犬が再度向かってきたら盾として自分の身を守る意味を込めてだ

緊張しながら飼い主のところへ

すぐに場所を把握することができた が、近くまで行くも足が竦む。近くに小さな売店があり、この近くで犬に噛まれたと伝えた

すぐに、あぁ、あの犬ね!と分かった感じだった。[あの犬は噛み癖があるんだ。この前も旅行者が噛まれてたよ!]と話している

はて、疑問に思う。警察には通報してるのかということ

誰も通報しないらしい。噛まれた観光客もすぐに外国に出てしまうから

けど、しっかりと確認したい。この人は英語が通じる。無理を承知で一緒についてきてほしいと頼む

一言 [嫌だよ 俺噛まれたくないし…]

ごもっともな意見だ

仕方なく一人で向かうことにする

家はすぐに分かった。そして犬もいた。あの犬だ。ピンピン生きている。元気だな(笑

しかし第六感がピンとくる、あの犬はヤバい。あれは絶対に鎖から外れている。住宅地内から出ないように管理してもらいたいものだ

恐る恐る玄関に近づき玄関の扉を叩く

全く返事がない。いないようだ

どうする?また再訪問か…!? 路頭に迷った

飼い主はいなかったけど、犬は噛みつき常習犯だった!!! 被害者多数!!! 近くの住人もみんな周知。この前も誰か噛まれてたなと… そんな常習犯がしぶとく生きてるということは…!? きっと問題ない!!!

とりあえず数時間後に再訪問をすることに

同じように玄関の扉を叩くと一人の老婆が出てきた

あれこれ 犬に噛まれたことを説明する

[あらそぉ、ごめんねうちの犬が!] と結構軽い感じだった

[ウィルスについては、私の犬よ!だから大丈夫、私がこの犬を管理してる]

ワクチンについても尋ねる

[打ってるわよ!]と 証明書を見せてもらおうとしたが [今はないわねー!] そんな軽い感じなの? 楽天的な人だった

曖昧といえば曖昧。けどそれ以上の答えはなかった

飼い主が大丈夫というのであれば信じるしかない

拉致があかないなでその場を離れることにする

大丈夫だ!!! 問題はない!

そして病院、狂犬病発症の可能性はないにしろ、本当は病院に行って傷跡を見てもらうべきだが、肩の荷が降り結局行きませんでした

そして…

この結果が白黒分かるまで誰とも会う気もありませんでしたが、同じ期間にアフリカ縦断していた友人が最南端にゴールしたという連絡を受けて会うことにする

人と久し振りに会話して, 数日間振りに[生きるんだな!]と笑うことができました

まとめ

あれから2ヶ月程経ち、現在も元気に旅を続けています。この出来事はしっかり書き留めておこうと思っていたので記事にしました

まず一言, 海外で犬(その他動物)に噛まれて狂犬病の可能性があれば, 即日(24時間以内)に絶対に病院へ行ってください

この即日は, ワクチンを打っている, 打っていないに関わらずです!!!

出会った旅人でも結構犬に噛まれている人がいます。猿に噛まれた友人もいます。コウモリなどは狂犬病率が非常に高いらしいです

僕は、アフリカのとあるクリニックで、アフリカ縦断するのに必要な予防接種は黄熱病髄膜炎って言われて、それ以外はマラリアぐらいしか気にしていませんでした…

狂犬病ウィルスは同じ雇用期間数回打たなければ意味がないようです

国によって必要なワクチンなども異なってきます。旅も旅行も事前調査が必要ですね!!!

カテゴリー: トラブル

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