今話題が途切れないエルサレムを訪問!

エルサレムまたはイェルサレムは イスラエルにある都市. エルサレムは世界最古の都市の一つであり, エルサレムはユダヤ教, キリスト教, イスラム教の聖市と見なされている. イスラエルはエルサレムが自国の「首都」であると宣言しているものの 国際連合など国際社会はこれを認めておらず、イスラエルの首都はテルアビブであるとみなしており パレスチナ自治政府は東エルサレムをパレスチナ国の首都と主張している. イスラエルと国交を持つ諸国も, 大使館や領事館はエルサレムでなくテルアビブに置いてきたが、2017年にアメリカ合衆国のドナルド・トランプ大統領はエルサレムをイスラエルの首都であると明言し, 2018年5月にアメリカ大使館をテルアビブからエルサレムに移転させた

出典:wikipedia

2017年12月6日、米国のトランプ大統領がエルサレムをイスラエルの首都と承認し、在イスラエル米国大使館をエルサレムに移転する大統領布告を発出したことを受け,イスラム諸国では反発が強まっています。すでにエルサレムではパレスチナ人による大規模な抗議集会が呼びかけられており、今後、緊張が高まる可能性があります。また,米国は全世界にある自国の在外公館に対し、警備を強化するよう指示した旨の報道もあります

出典: 外務省 海外安全情報(広域情報)

そんな緊張感が走る中、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の聖地として知られているエルサレムの人々の暮らしと、キリスト教の巡礼(イエスの足跡をたどる)を目的にイスラエルを観光してきました

滞在期間 : 5月5日 – 5月8日 (世界一周3ヶ国目 イスラエル)
滞在都市 : エルサレム、ベツレヘム(パレスチナ自治区)、ヘブロン(パレスチナ自治区)

エルサレムの旧市街とその城壁群

エルサレムは、紀元前1000年頃に建国された古代イスラエル王国の都になります。旧市街地はイスラム教徒、ユダヤ教徒、キリスト教徒、アルメニア人の地区の4つに分割されて、旧市街が世界遺産に登録されていると共に、岩のドーム(イスラム教)、聖墳墓教会(キリスト教)、嘆きの壁(ユダヤ教)が三大聖地として知られています


旧市街の地図になります。三大聖地が徒歩圏内でとても近い場所にあることが目で見ても分かります。また、青い矢印が「ヴィア=ドロローサ」になり、イエスが処刑場所(聖墳墓教会)まで十字架を背負って歩かされた苦難の道になります。追って記事をアップロード予定です
地図は ホテル Hebron Youth Hostel から借用


旧市街の周囲は城壁で囲まれています。旧市街地へ入る一番メジャーなゲートがこのダマスカス門になります

岩のドーム(イスラム教)

現存する最古のイスラム建築であり, イスラム教の聖地の一つとなる[岩のドーム]

610年、サウジアラビアのメッカに生まれたムハンマドがある夜に夢を見ていた際、大天使ガブリエルに導かれ天に登ったとされるのがこの岩の上になります。ムハンマドは天国でアッラーから啓示を授かり、彼はイスラム教を広め始めることとなります。638年にイスラム教徒は小さな木造のモスクを建て、その50年後、聖なる岩を包む巨大なドームの建立を開始し、691年に完成しました。


預言者ムハンマドが天に昇ったとされる金のドーム。中へはイスラム教徒しか入れません

嘆きの壁(ユダヤ教)

ユダヤ人にとって故郷ともいえる聖地[嘆きの壁] 旧約聖書に登場する[聖なる岩]の場所に神殿を建てるが, ローマ帝国によって破壊されてしまい, 現在は西側の壁のみが残されています.

エルサレムの旧市街にあるこの壁の前ではユダヤ教徒が毎日祈りを捧げています。黒い正装服を着ている方は超正統派(ちょうせいとうは)と呼ばれる人たちで、ユダヤ教の正統派の中でも特に、厳格に律法に従う立場をとる人たちのことです。働く必要はなく、毎日お祈りをすることにより政府より生活を保証されています。この嘆きの壁には、ユダヤ教徒でなくても近づくことが可能です(壁に触ることも可能です)。観光客用に紙製のキッパ(ユダヤ教徒の男性が身につける円形の小さな帽子)を入口で借りられます。
注意:キッパ着用無しで嘆きの壁に近づくと注意されます!!!

聖墳墓教会(キリスト教)

キリスト教の聖地とされるのが[聖墳墓教会]になります。キリストが十字架にかけられた場所と伝えられる「ゴルゴダの丘」の上にこの協会が建築されました。イエスが処刑地(ゴルゴダの丘)まで歩いた道を「ヴィア=ドロローサ(苦難の道)」と呼ばれ、この聖墳墓教会に来る巡礼者は現在も後を絶ちません。聖墳墓教会内にはキリストの墓赤大理石の板(イエスが十字架から降ろされた後、聖骸に香油を塗ったとされる赤大理石の板)が残っています


聖墳墓教会の入り口


赤大理石の板(イエスが十字架から降ろされた後、聖骸に香油を塗ったとされる赤大理石の板)


キリストの墓

三つ巴の宗教を肌で感じて思ったこと

どの宗教も尊敬して巡礼をすることが大事だと感じました

ユダヤ教:リスペクトする気持ちさえあれば寛大に受け入れてくれます。キッパ(帽子)を被り観光することで、写真なども気軽に撮って問題ありませんでした

イスラム教:イスラム教徒の聖地は、ムスリム(イスラム教徒)以外は絶対に入ることは出来ません。ユダヤ人兵士がフル装備で待ち構えていて威圧感を感じます。イスラム教徒の聖地でありながら、マレーシア人(ムスリム)がイスラエルに入国できないのは不思議な感じがしますが、国柄の問題らしいです

キリスト教: キリスト教の聖地(聖墳墓教会)は溢れるほどの観光客で埋まってます。秩序を守らない観光客に関しては、例えキリスト教徒であったとしても従業員が怒りをあらわにして注意をしていました


ヴィア=ドロローサで待機しているユダヤ人兵士

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