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パキスタン トイレ事情
パキスタンのトイレは世界でも共通の洋式・和式(しゃがみ込むタイプ)の2種類ありますが, 比率は半々と言われています. 日本では既に洋式が当たり前となっており, 和式のトイレを見ただけでびっくりされる方もいるかもしれませんが, パキスタン(世界)では好んで和式を利用される方もいるようです
また, 日本では当たり前のトイレットペーパーの付属は基本的にありません. 理由は主に2点あります
1 [下水道整備の関係でトイレットペーパーが流せない]
日本では当たり前のことが, 海外では当たり前ではないことがあります. トイレに紙を流してしまうと配管を詰まらせてしまうこともあります. ホテルなどではトイレットペーパーが付属されてることもありますが, 備え付けのゴミ箱へ捨てる決まりとなっています.
2 [パキスタン(イスラム圏)はトイレの後は紙で拭かずに水で洗う]
イスラム圏の文化になります. ホテルなどでは備え付きの専用シャワーがついているのですが, ローカル系のレストランや屋台などでは専用シャワーはなく(あってもなかなか使う気持ちになりませんが) 衛生状態はかなり悪いものとなります
それでは, 実際に旅中で出会ったトイレを見ていきましょう
驚くべき公衆トイレ
発展途上国の田舎では, 仮設トイレが剝き出しで設置されていることもありますが, 首都(ラホール)にある男性の公衆トイレになります. 公共の場にも関わらず壁がなく外に設置されいるので通行人に丸見えです. そのまま屋外排泄により衛生習慣も不十分の公衆トイレ, ごく一部のヨーロッパでもあるようですが, 衛生状態うんぬんより恥ずかしさのほうが増す感じもします
様式トイレ
イスラム式では用を足した後, トイレの横にある備え付きの専用シャワー(ホース)を使用して洗浄します. イスラム教の掟で左手は”不浄の手”とされており, 洗浄の際はシャワーを使用しながら直接左手でお尻などを拭きます. そのあとしっかり手を洗えば問題はありません
和式トイレ
日本の様に洗浄レバーがついているわけではなく, 横に水入りのバケツがあり水くみを使って流すタイプとなります. 場所によっては常に溜まっている水をくむことになりますので, 清潔な水ではないので躊躇してしまうこともあります. 場所によっては汲み取り式便所(ぼっとん便所)となり, 排泄物が下水に流れず溜まっていくのでトイレの悪臭はぴかいち!
パキスタン トイレ事情 まとめ
箇条書きでパキスタンのトイレ事情を纏めてみました. パキスタンの衛生状況は正直いいとは言い切れません. 水洗トイレが当たり前の日本, トイレットペーパーが流せる日本, ウォシュレットがある日本, 日本のトイレは世界一と評されています
・日本同様,洋式タイプと和式のように座り込むタイプ
・下水道整備の関係でトイレットペーパーが流せない
・パキスタン(イスラム圏)はトイレの後は紙で拭かずに水で洗う
・汲み取り式便所(ぼっとん便所)が存在し衛生面はいまいち
・清潔な水が手に入らない 衛生施設が不足のため, 屋外排泄の公衆トイレが存在