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英文履歴書[英文レジュメ]について

海外で仕事に応募する際, [RESUME(レジュメ)]という[履歴書]を提出する必要があります 履歴書を提出する文化は世界的に共通かもしれませんが, 日本の[履歴書]とは書き方が異なります.
英文履歴書のフォーマットは決まってなく(雛形も特になし), 自由な形式で書くことができますが 基本的なルールが存在します. 大事な要素は[シンプル]そして[要点を的確にまとめたもの]です. 僕がワーホリや海外勤務を通して “何十枚” と履歴書を書き続け, 辿り着いた履歴書の書き方を解説します.

英文履歴書 例

上記4項目を抑えておけば問題ありません(断言 笑)

完璧な履歴書は存在しません! ただ, 一つの例として

ポイント
無駄な情報は省く
[趣味・特技]など仕事に関係がない情報は省きます. 仕事と関連性がない資格(運転免許証, 世界遺産検定, 温泉旅行検定, etc)など, こんな面白い資格を持っているアピールも不要です. ましてや, ゾウ使いの資格など論外です!

職歴 学歴は[新しい順]に書く
直近の経験や業績が重視されるので、職歴や学歴は[新しい順]に書きましょう. 学歴を記載するのであれば, 大学院, 大学, 高校と, 最近通った学校から記載をします. 日本の履歴書とは逆になるので注意が必要です.

箇条書き意識し要点を的確にまとめる
[I did XXX(私はXXXをしました)] [I was XXX(私はXXXでした)] [I am(私はXXXです)] など文章で説明する必要はありません. 長文を目にするだけで履歴書が読まれない可能性もあります. 用紙が黒文字で埋め尽くされているのを見た瞬間… Simple is the Best! ← これ本当に大事!!!

1. 氏名 連絡先(CONTACT INFORMATION)

連絡先の詳細を最上部で概説します. 氏名, 住所, 電話番号(国際番号付), メールアドレスを記載しましょう. メールアドレスについてですが,就職用にフリーメールアドレスを一つ用意しておくといいでしょう.
このメールアドレスには自分の名前が入っているものが好まれます. 日本人がよく使う[趣味, 好きな食べ物や物]などが入ったメールアドレスはやめておくのが無難です.

OK Yasutaka777@gmail.com
NG strawberry-lover@gmail.com (いちご大好きでもNG!)
NG Maid-cafe-daisuki@gmail.com (メイドカフェ大大大好きでもNG!)

2. 職歴[EMPLOYMENT HISTORY]

・一人称の主語は省略し[名詞句]や[動詞]を使用する
・
過去の経験を記載する場合は, 動詞の過去形を使用する
・冠詞:不定冠詞(a,an) 定冠詞(the)は基本的に省略する

例)私は携帯のネットワークシステムを開発しました
OK Developed cell phone network system
NG I Developed cell phone network system.

例)私はプロジェクトマネージメントを経験しました
OK Experienced in project management.
NG I Experienced in project management.

3. 学歴[EDUCATIONAL BACKGROUND]

日本人が履歴書に書きそうな[学位]を以下にまとめます
Diplomas (短大 / 専門学校)
Bachelor’s degrees(大学:学士レベル)
Master’s degrees(大学院:修士レベル 2年間)
Doctoral degrees or Doctorate(PhD) (大学院:博士レベル 3年間)

例) 専門学校 [情報工学]
Diplomas in Information Technology

例) 専門学校 [建築学]
Diplomas in Architecture

例) 学士 [薬学]
Bachelor’s degrees in Pharmacy

例) 学士 [経済学]
Bachelor’s degrees in Economics

例) 修士 [物質理工学] *工学部を説明 Engineering(XXXX)という表現可能
Master’s degrees in Engineering(material Science)

例) 博士 [医学]
Doctoral degrees in Medical Science

4. 資格[CERTIFICATIONS]

アピールできる資格を持って入れば記入しましょう. 仕事と関連性がない資格しか持っていない場合は無理に記載する必要はありません. 無駄な情報は省きましょう. 日本の履歴書でよく記載する運転免許証なども仕事と関連がなければ記載不要です. 旅人が主張するゾウ使いの資格などもってのほか…

不要!? : 希望職種[Objective]

希望職種[Objective]を英語履歴書のフォーマットで掲載していることもあります! が, 履歴書は[自分自身をアピールの場]になるので<希望>を書く必要はないという考えが増えてきています

不要!? : 個人情報[PERSONAL DATA]

英語履歴書の書き方をインターネットで検索すると, この個人情報(年齢, 生年月日, 国籍)の記載有無には賛否両論があります. ほとんどのサイトでは不要と記載されていると思います. それは[英語履歴書 = 北米の考え方]になるからだと思います. アメリカの考え方は確かに不要です. ですので, 個人情報の記載は文化によると考えていいでしょう.

[アジア企業]
日本人が年齢, 生年月日を記載するように, アジア企業では記載してもいいと考えています. もし個人情報[PERSONAL DATA]を記入する際は, 履歴書の一番最後に記載しましょう.

<<記入例>>
———–
PERSONAL DATA
Nationality: Japanese
Language: Native Japanese, Business level of English.
Date of Birth: XX / XX / XXXX
英語で日付の書き方は, アメリカ式では「月/日/年」の順序で書き「2023年6月14日」であれば「6/14/2023」と表記. イギリス式では「日/月/年」の順序で書き「2023年6月14日」であれば「14/6/2023」
———–

<<参考例>>
インド人の考え方 : [あった方がないよりマシだ]
中国人の考え方 : [知らないよ 普通入れるんじゃない?]

[ヨーロッパ企業(ヨーロッパ人の考え方)]
個人情報の記載は文化次第という考えが多いです. 通常は入れるそうで, 人によっては[生年月日と国籍は重要]とのこと.

[欧米企業(アメリカ人の考え方)]
年齢, 生年月日, 国籍, 配偶者の有無など個人情報は不要です. 重要項目ではなく, 人種差別に繋がる可能性があるという考え方からです. 欧米企業に履歴書を提出する際, 上記項目を記載すると履歴書の書き方を知らないと捉えられマイナス材料になりかねない様です. この情報を聞いた際, 自分は[小さい世界でしか働いていなかった]というのを痛感した瞬間でした.

[求人広告]は英語表現の宝庫

英文科卒業, 英語レベルが長けている人は英文がスラスラ書けるかもしれませんが, 僕を含めて英語に不慣れな人は[この日本語はどのように英語で表現するんだろう?]と悩むことがあります. そこで使える裏技が,英語の求人広告を参考にすることです.
自分が求めている求人広告を何度も読み返します! 仕事の概要(JOB SUMMARY) 要件(REQUIREMENT) スキルと経験(Skills & Experience) などに記載されている英文表記は, 職歴や自分のキャリアを書くときに使える表現とても役に立ちます!

スキルや自信など [持っている]という表現方法
[have + 名詞 or 形容詞]
Have strong sales skills and commercial awareness
Have confidence to liaise with cross-functional teams

動作が[できる]という表現方法
[able to + 動詞(アクション)]
Able to make decision regarding escalation during trouble shooting.
Able to perform analysis the current operation.

物事など[経験した]という表現
[Experienced + ]
Experienced in project management.

お客さんに対して[提供する 手配する]という表現
[Arranged + ], [Provided]
Arranged travel for business and vacation customers

動作など[実行した, 遂行した]という表現
[Performed + ]
Performed engineering design drawings with customers

目標に対して[達成した]という表現方法
[Achieved + 動詞(アクション)]

自分で仕事を進めた、改善するなどを説明したい
[Planned + ] [Proposed ~]

英文法を勉強し直したい!!!

英語を話せる英語圏の外国人(ネイティブ)は, 言葉(英語)をフィーリング(感覚)で話します. 日本人が日本語を当たり前のように話すのと同様で, 英語は言葉の一つで感覚でこういうもの!と認識しているのです. もちろん学校で英文法を習っているとは思いますが, 意外と説明できる人が少なかったりします.

例えば英文を書く際, 前置詞の使い方が覚えられないと言うか 使えないと言うか… 悩むことがあります.

職場の同僚に[前置詞(preposition)]の使い方教えて!!! と聞いた際に返ってくる答えは…
・What is a preposition?(前置詞って何?)
・What is an example of a preposition?(前置詞って例えばどういうの?)

何で!? と聞いても, 分からないと答えが返ってきます. 英語を勉強する上でやはり英文法は大事だと思います.

外国人にように[文法を感覚的に理解できる本]を2冊紹介します!

・[英語を英語で勉強する]には世界的ベストセラー[English Grammar in Use]
コミュニケーションに[使える]実用英文法書として, 世界中の英語学習者から絶大な支持を得ている. 某英語ネイティブYouTuberさんも[英語を英語で学ぶ]と話していますし, 英語を英語で理解するということは理解度も深まってきます.

・[感覚的に英語を理解できる][一億人の英文法[話すため]の英文法/大西泰斗]
[ガチガチの文法書じゃないけど、感覚的に説明してくれてるやつだから見てみて!] と勧められた本です.

英文履歴書 フォーマット/テンプレート

最後に細かいですが, 僕が[拘っている]英文履歴書フォーマットのポイントを紹介します!

ポイント
・ 紙はA4サイズ 1〜2枚 (3枚以上は絶対に書かない!)
・ 色は使用しない(黒一色)
・ 本文のフォントは[Arial], 文字サイズは12pt, 見出しのフォントは+2pt(14pt)

英文履歴書 例

上記英文履歴書のテンプレートのダウンロードは こちら

海外に住んで分かったこと, 感じたこと, 変化したこと, 変化しなかったこと

これからも様々なことをブログで紹介していきます!

こちらの記事が, 少しでも海外留学を考えている方のお手伝いになれば幸いです

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