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[TMBT]The Most Beautiful Thing 挑戦
2022/9/17, 18, Borneo TMBT Ultra Trail Marathon(The Most Beautiful Thing)] ボルネオ島は世界遺産でもあるキナバル山の西側のふもとを駆け巡るトレイルランニングに参加しました. マレーシア最古のトレランレースであり, コロナ禍開催が延期したことで 2022年の今年で記念すべき10周年とのことで参加を決める! IRTA(国際トレイルランニング協会)が定めるレースにもなっていて, 手強く厳しい内容になるので, 練習を積み重ね最高のコンディションで挑戦を決意
※最後まで読んでいただけると幸いです
東南アジアのレース運営でも評判が良い主催者. 競技規則や必要装備品規定は世界標準であり, 運営・管理も徹底されています
- 持ち物の事前チェック
- 各チェックポイントに救急隊員の配置
- 緊急時のレスキュー(救助)ができる体制
Borneo TMBT ウルトラトレイルマラソン コース
コロナ禍2年振りの開催. 2022年は7.5km, 12km, 30km, 37km, 50km, 109km と6つのレースが開催. 2020年に同じくボルネオ島で行われたBUTM(109km)では無念のDNF(リタイア)をしてしまったので, 今回もリベンジ戦の109kmを選択
[TMBT]The Most Beautiful Thing 2022
距離 : 109km 5216m(登り)
開催日:2022年 9月 17, 18日
場所:コタキナバル北部
スタート時間 6:00 – 14:00 + 1 (制限時間34時間)
申込 : Official HP
iTRA : IRTA
費用 : 500RM(約12800円)
結果 : Racematix 公式HP
トレイルランニング 装備一覧
トレイルランニングの装備は, 大会の運営会社により規定により異なります 24時間を超えるロングコースの場合, 夜中も走行することになるので必ずヘッドランプとエマージェンシーシート(防寒シート)を持参しているかなどの確認があります(所持していなかった際, 参加規定条件に達していないとみなし参加取り消しになることもあり)
特にエマージェンシーシートは, ゲリラ雷雨が襲ってきたり, 災害時や遭難時, に体温低下を防ぐ効果があるので登山をするに当たっても必須アイテムになります
※持参したアイテム
[シューズ] Asics GEL Trabuco 10
[バックパック] Salomon Adv Skin 12
[アウター] Salomon Men Agile Wind Jacket Ebony/Black
[時計]Suunto Core All Black Sports Watch
[ヘッドランプ] Petzl tikkina 250
[Recovery Drink] N8 sports Athlete Recovery(chocolate)
[Recovery Drink] BIX Recovery Supplement Effervescent Tablets
[行動食] GU gel
[スティック] Wander Ape Ultralight Trekking Pole
[ソフトフラスク] Salomon 2本
[カメラ] GoPro Hero 7 Black
[携帯電話] [モバイルバッテリー] [エマージェンシーシート] [ヘッドランプ予備電池]
※あれば便利(手助けになる)と思ったアイテム
[シューズ] Asics GEL Trabuco 10
GEL Trabuco 10 サイズ 25.25cm
購入場所:Asics | Pavilion Kuala Lumpur
値段:411RM(元値499RM)
[時計] Suunto Core All Black Sports Watch
購入場所:Amazon.com
値段:128USD(109 + 18(送料)
トレイルに必須なGPS機能はついていないので, GPSでの計測は携帯で行いました(これから本気でトレランに望むのであればGPS付きの時計買うべき)
[バックパック] Salomon Adv Skin 12
Adv Skin 12 XSサイズ
購入場所:Salomon | Pavilion Kuala Lumpur
値段:739RM(23270円)
変化に富んだ風景 手つかずの熱帯雨林
50km, 109kmは朝の6時に当時スタート. 大会前は, 念入りな準備をしているが不安と焦りは積もっていたが, いざスタート地点までに立つと, 不安も緊張もなく楽しむことだけを考えていました. 焦らず中盤からスタート. 細道での登りや下りが続くと思ったように抜かせなくなるので, タイムを狙うのであればできるだけ前のほうにいたほうがよさそうです
ボルネオ島で行われるこの大会は, 変化に富んだ風景の中を駆け巡ることができます. 手つかずの熱帯雨林, 村人が暮らすための耕作地, 水牛の交易ルートがあり, 急な尾根を登りきるとそこには,,, 素晴らしい絶景が広がっていました
多数の小川をばしゃばしゃ水遊びしながら渡り, 大きな川は吊橋, 竹橋, 丸太橋 を介して渡ったりして進んでいく
エイドステーションを効率よく利用
ウォーターステーションではしっかり水分補給を欠かさず. トレイルランニングの醍醐味の一つとして, 給水所以外の場所でも民間の人が飲み物や栄養食の販売をしていることもある. 飲み物も2リンギット(50円ぐらい)と良心的な値段なのでお世話になることも多々! コーラがガチでうまい, 暑いときの炭酸って何でこんなに美味いんだろう!? 糖分がエネルギーとなり原動力が増してくる. 後半は固形物も欲しくなり, インスタントヌードルやお粥などもいただきました!
諦めず 足を止めずに前に進めばゴールに近づく
正直, 10回以上は迷子になりました… ただ, その迷子を補うドラマが生まれたのは確かです! 参加者束になって道に迷い 助け合いながらコースに戻ったり, 民家の人にここはルートじゃないと教えてもらったり, あまりにも目印が見当たらない場合は戻ったり,,, 夜中に灯りを足元に照らしてしまうとサインを見失うことも多かったです(ただのトレランになれてない素人…)
大会では思わぬ出会いが生まれることも! 何度もすれ違うことで 言葉を交わさずともグータッチで次第にお互いを励まし合う関係が生まれることもある
85kmで足裏が限界にきて90km付近で完全に足が止まってしまう… よちよち亀歩きをしてると最初はガチ勢があっさり抜いていく(悔しかった!) 何十人と抜かれていくと, 仕舞には心配されるレベルまでぎこちない歩き方に… [大丈夫?] や [あと少しだよ!] と 同じ参加者に慰められることに… ただ, その掛け声が励みになり, またチカラを振り絞って走り始めてみたり(結局はよちよち歩き…) それでも進んでる限りはゴール地点に近づく.
後半, 全然動けずごぼう抜きされていたのですがゴール地点まで辿り着くことができました! 思ったより順位よく なにと総合58/469位!!!
[TMBT] 結果を振り返る
2年前, 同じくボルネオ島で行われたBUTMではリタイアをしてしまったので, リベンジ戦のレース. 前回の失敗点を改善し今回に結果に繋げられたと思います. 長距離で懸念していた足首, 踵, 土踏まず, 膝関節は, シューズや靴下, 足首をしっかりテーピングで固定たりなど, 念入りな準備と対策で問題はありませんでした.
但し後半の[足裏のマメふやけの問題] 様々な理由があると思いますが シューズ内で前後に”地滑り”が発生し[足裏(内側足根小球)の摩擦係数]が非常に高かったこと. ロードでの急斜面が続き, 足を一歩出すごとに擦れる感じがしていたのはレース中も感じていました. レース中, 足裏の痛みに耐えられなくなり, エイドステーションで緊急に手当てまでしてもらうことに…
レース後も, 脚がボロボロ, 足裏が痛すぎてまともに歩けなく, 1-2日間 ゲストハウスからほとんど動けてませんでした…
足裏の問題ですが, シューズのサイズは恐らく問題ないので, 対策としては以下3つ
足裏の摩擦係数対策(トレラン)
事前対策次第で結果は変わったかもしれない. 知識や対策不足ということもあるが, 経験して知ることもある. 今後の目標はUTMB(世界最高峰のウルトラトレイル)に出場すること! UTMBが指定する大会を完走しポイントを得て, 出場となる挑戦権を獲得することができる. 長年トレランをやってきましたが, ようやく大きな目標ができた感じです
前回の100km 失敗点
今回の100km 失敗点