キナバル山[Mount Kinabalu]とは

キナバル登山のシーズン

日本の旅行代理店サイトを見ると, キナバル山は一年中登山が楽しめる山とされていますす

東南アジアに位置するクアラルンプールの気候には乾季と雨季があります

日本の秋 – 冬に当たるのが雨季で10月~2月
日本の春 – 夏に当たるのが乾季で3月~9月

雨季と想像すると日本の梅雨を考えるかもしれませんが, 熱帯雨林気候に属するボルネオ島は年間を通して雨が降ったり止んだりすることがあり, 雨季の時期でも一日中雨が降り続くということは少ないようです

キナバル登山工程 スケジュール

ラバンラタ(3,300m付近の山小屋)に1泊. 翌日早朝に登頂してご来光を拝み, その日の内に下山する1泊2日の登山ツアーが一般的になります

登山で考えた場合, 高度は4000mと富士山より高いが技術的に難しい所はありません. 2020年現在, 入山届提出, 入山料の支払い, 及びガイドの随行が義務化されています.

[注意]キナバル山 日帰り登山禁止 入山規制あり! ラバンラタホテル予約方法 詳細を纏めています

また, 下山時に公園事務所で登頂認定書を有料(10RM 約270円)で発行してもらうことができる(安価なので思い出に発行してもらうのがおすすめです)

マレーシア 首都クアラルンプール発着, コタ・キナバル市内からキナバル登山の実際の工程をまとめてみました

キナバル登山工程(準備日)

12/27(金) キナバル登山工程(準備日)

・KL(6:45) -> Kota Kinabalu(9:25)
・コタキナバル市内へ 9:40 -> 10:00着
– シティーバス 空港からシティーまで 5RM (グラブ10RMなので 2人以上はGlabタクシーの方が楽)
・シティーでATMを探す maybank, HSBNなどの銀行はなし(なるべくクアラルンプールで両替しておくべき)
10:40 朝食 コタキナバル市内
11:15 キナバル山の麓のキナバルパークに向かう
– コタキナバル市内からキナバルパークまではバス(乗合のバン)を利用. 料金はRM20 時間は2時間弱(荷物代5RM取られることもあり)
13:00 キナバルパーク到着
– 事務所に向かう(キナバルパークのオフィスで手続きを済ませる)
14:20 宿泊ドミトリー着(20RM 一泊540円)
15:10 Kundasang 観光 野菜の取れる村らしい
17:00 – 17:45 キナバルパーク内 散歩
18:10 夕飯
20:00 就寝

キナバル登山工程(登山初日)

12/28(土) 登山初日
・7:00 起床 朝食レストランはどこもやってない, 前日までに用意しておくべき
・8:20 宿を出発
・8:35 オフィス着
・9:45 手続き開始
・10:00 準備ができるもガイド待ち 最後の登山者決定
・10:50 バンに乗ってオフィスから登山口(ティンポホンゲート)まで移動 10分
・11:10 登山開始(1866m)
・12:52 2km(2252m)
・13:23 3km(2454m)
・15:20 4.5km(2898m)
・15:58 5km(3001m)
・16:55 6kmラバンラタ着(3323m)
・17:30 夕食 (16:30 – 19:00まで)
・22:30 就寝
登山初日の工程 移動距離6km 標高1457mアップ 5時間45分

キナバル登山工程(登山2日目)

12/29(日) 登山2日目
・1:45 起床
・2:00 軽食
・2:30 山頂に向けて出発
・5:15 山頂着
・5:50 サンライズ(ご来光)を拝む
・6:00 下山開始
・8:20 ラバンラタ到着
・10:00 チェックアウトまでパッキング等 下山開始
・13:30 ティンポホンゲート着 適当にランチ
・15:15 キナバルパークを出てコタキナバルへ
・17:00 コタキナバル着
・Kota Kinabalu(22:25) -> KL(1:25) +1
登山2日目の工程 移動距離3km 標高772mアップ & 下り工程

キナバル国立公園の自然豊かな植物

キナバル山(キナバル国立公園)は植物の種類豊富さにおいて世界でも屈指であり, 登山道は至る所に花が咲いています. 日本でもお馴染みのキイチゴなども実っており, 植物を楽しみながらトレッキングするのも一つの楽しみになります. コタキナバル固有の花, 登山道には咲いていない様です. ラフレシアは季節問わず咲いている様ですが(現地のガイド曰く)花が咲くまで9ヶ月掛かり, 1週間ほどで散ってしまうので個人で探すのは困難になるので, ツアーに参加するのがベストとのこと!!!


<<ルゴーサム・シャクナゲ キナバル山固有種>> 英語だとRhododendron!?


<<レティベニウム・シャクナゲ キナバル山固有種>>


<<パピローサ・セロジネ(ラン科) キナバル山固有種>>


<<ウツボカズラ>>


<<ヒメツバキ(つぼみ)>>


<<ヒメツバキ(咲きはじめ)>>


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キナバル山にある山小屋ラバンラタホテル

キナバル山のサミットプッシュのために宿泊するラバンラタのホテル, とても綺麗な館内であり, 無料のウォーターサーバーも存在します. 登山に取って水分補給は大切なこと. 山小屋で好き放題無料で水が飲めるのは嬉しいこと!

[注意] ラバンラタホテルは事前に予約しておく必要があります 詳細を纏めています

ラバンラタホテルの豪華なビュッフェ

登山の楽しみの一つ, それは食事! ラバンラタホテルには登山初日の夕食, 2日目の夜食(朝出発前), 朝食と豪華なビュッフェがついてきます. 登山でどんなに疲れ切っても, ホテルに着けば食事が待っている! これだけでも登山に対するモチベーションが上がるでしょう! ラバンラタには2, 3のゲストハウスがありますが, 系列は同じとなりレストランは同じ箇所となります

食事の提供時間

  • 登山初日の夕食[Buffet Dinner] 16:30 – 19:00
  • 2日目の夜食(朝出発前)[Buffet Supper] 2:00 – 3:30
  • 2日目の朝食(登頂後)[Buffet Breakfast] 7:30 – 10:30

  • 登山初日の夕食(エネルギー源となる主食はパスタや焼きそば, 焼き飯, タンパク質になる鶏, 羊, 牛肉, 野菜もしっかり摂取することができます)


    2日目の夜食 朝出発前の午前2:00の食事になります. ビタミン・ミネラルと炭水化物がビュッフェで提供されました


    2日目の朝食 登頂後, 下山時にラバンラタホテルに戻ってきた際の食事になります. 海南鶏飯のチキンや牛肉煮込みなど朝食からボリュームある料理が提供(もちろんビュッフェなので食べ放題)され, 下山のために栄養を蓄えることができます


    東南アジアらしいゼリーなど果物もありました

    世界遺産 キナバル登山挑戦

    マレーシアに長年いながらも挑戦する機会がなかったキナバル登山, 様々な機会が巡り合って以下メンバーが集まりました(道中, 声を掛けさせてもらいました)

    メンバー
    ・[イーター] ガイド
    ・[ヤス] 世界をまたぐ冒険家
    ・[のんちゃん] 鉄オタ山ガール
    ・[たいりー] アラスカなど北の大地に憧れを持つ少年
    ・[ムタさん] 年末は海外, インドに呼ばれる女性
    ・[さとちゃん] 登山知識豊富な屈指のトレッカー
    ・[どいちゃん] 海外登山に魅了された少年


    ラバンラタの食堂にて(年末にも関わらずまだクリスマスモード)

    キナバル登山挑戦[初海外登山でも安心の難易度]

    登山ルート(一般登山道 初日)
    キナバル公園本部からバスまたは徒歩でティンポホン登山ゲート(1890m)に移動し登山開始, 3,270m付近にあるラバンラタの山小屋に1泊
    初日は, 2500m弱までは樹林帯、そこからは景色が開け岩帯となります. 初日の制限時間はありませんが, 夕食が16:30からスタートするので, それまでに到着して一息つける時間を目安に登ることがお勧めです

    マレーシア最高峰(東南アジア最高峰?)であるボルネオ山(4095m), 登る登登る詐欺をしながら何年もの月日が流れていました…
    そしてようやくそのチャンス到来! 一泊二日での登山行程, マレーシアは雨季のため, 天気が心配だったものの,,, 初日はまずまずの天気!


    11:10 登山開始(1866m) 登山口(ティンポホンゲート)


    12:52 2km(2252m)


    13:23 3km(2454m) 付近


    15:20 4.5km(2898m) 付近


    15:58 5km(3000m) 付近


    ラバンラタ目前


    16:55 6km ラバンラタ着(3323m) [スタートする時間が遅く, 最後の到着グループかも!?]


    ラバンラタからも雲海が広がる! 日本の最高地点, 富士山と同じぐらいの標高になります

    キナバル登山挑戦[登頂へ ちょっと雲海を見てきました]

    翌早朝午前2:30~3:00頃に登りはじめ, 日の出前の6:00前後に登頂, 下山を開始しラバンラタで朝食を取り, 同じ登山ゲートまで下山します. ラバンラタから頂上までは岩肌が 岩をロープを伝って登る場所が数箇所あります. 2日目の制限時間も厳密にはありませんが, 午後からは天候が崩れることが多いため, 日の出が現れてもノコノコ登っているとガイドに下山を勧められることもあるそうです. どちらにしても初日も2日目も時間の余裕が充分あり, 急がず無理のないペースで登ることが肝心です


    早朝は暗いのでヘッドライト必須! かならず持参しましょう.


    短時間の睡眠, 眠い中暗闇をひたすら歩き頂上へ! 景色の[け]の字も存在しません


    距離にして8.5km 標高4000m地点 登頂まで目前!


    そして,,,


    5:15 山頂に辿り着くキナバル山4095mの山頂(ローズピーク)!!! 日が昇る寸前での到着での到着でした


    しかし, ほんの数人しか立てないほど狭い山頂になるので, 交代ですぐに移動しなければなりません


    日本の国旗と共に戦友と写真


    サンライズ(ご来光)を待つこと30-40分


    5:50 雲海の下から真っ赤な太陽が現れ始める, ご来光の瞬間


    太陽が登り始め, 改めてキナバル山を確認することができる まさに絶景!


    思い出を写真へ


    この旗はいずれ, また世界の山に挑戦する際のお供として…


    下山開始, まさに広がる絶景! [大雲海 + サウスピークの写真] 御来光を拝んだ後, 岩の斜面を1kmほど下山していく. ゴツゴツした岩肌は, まるで月や別の惑星にいるかのような錯覚に陥いります


    下山中に後ろを振り向くと気付く, キナバル山頂上が思った以上に絶壁であったこと!


    そしてこのサウスピークの写真は, ガイドブック/パンフレットにも載っているぐらい写真映えするポイントになります


    登頂後, 下山中も写真撮影をしつつ楽しむことができます


    マレーシアは雨季のため, 天気が心配だったものの,,, これ以上ない無類の天気に恵まれました!


    無事に下山! Welcome Backは, マレー語でSelamat Kembali!!!

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