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パキスタンへのイメージ
〇〇スタン, 何かと物騒なイメージがある国々. 旧ソ連圏にある国で[スタン]とはペルシャ語で[土地/国]という意味になります. [キルギスタン]は[キルギス人の土地/国] [ウズベキスタン]は[ウズベク人の土地/国]といった感じです. パキスタンは旧ソ連圏ではありませんが, [パーク]に[清浄な]という意味があり 清浄な国を表している様です
余談が長くなりましたが, 物騒なイメージの一つにイスラム過激派勢力によるテロが多発しているのを報道で耳にするからだと思います. パキスタンに於いては国内での内戦も多く, イスラム過激派による自爆テロがあったり, アフガニスタンとの国境付近では毎日のように紛争があり, アメリカ同時多発テロの主犯者ビンラディンがアメリカ海軍SEALsに射殺された場所でもあります
でもそれはあくまでニュースで聞く報道であり, 国民がどのように暮らしているかを私たちは知りません. パキスタンには, 桃源郷とも呼ばれるトレッキング名所のフンザという地域があり, ムガル帝国時代や古代インダス文明と, 文化や歴史にも非常に興味深いところがあります
そんなパキスタンを旅して感じたことをここに綴っていきます
パキスタンの生活水準
パキスタンはインドよりもインフラが発展しておらず, 停電が頻繁にあり, ホテルでは電源/扇風機がつかなくなったり, 電車が止まることもあります… そして, 英語を話せる人と話せない人が極端な印象を受けました. 教育を受けてるか受けてないかの差でしょうか!?
南アジア(ネパール, インド, パキスタン など)にある国は同様の印象を受けることが多いですが, インドなどは経済成長が目覚ましいとも話を聞きます. まだまだ開発途上で貧困問題を抱えているのを感じますが, また将来 訪れたい一つの国になります
ホテルを探すのが難点
パキスタンでは, どの都市もテロを警戒して外国人が泊まれるホテルが少ないのが難点になります… 武装集団がホテルを襲撃することも多々あり, ホテル側も外国人に部屋を貸すには政府から許可証が必要とのこと. ホテルを見つけては断られ, 見つけては断られ… 現地の人に泊まれるホテルを聞いても分からないことが多く途方にくれる場合もあります. 今ではネット環境があれば外国人が泊まれるホテルを調べることもできますが, ネットの情報が古いとあてにならず, 結局は自分たちの足で探すようになります
例えば, ラホールは歴史ある街で外国人観光客も多く, 外国人が泊まれるホテルがありますが, 都会でも首都イスラマバードは何もありません, イスラマバードは観光地ではないので格安ホテルがない… ネットの情報は古く, 地球の歩き方に記載されているホテル(Ai hotelなど)も全てクローズ. 今となっては, イスラマバードはホテルを探し回るだけの無駄な時間を過ごしたことがいい思い出となっています…
治安が悪い都市では警護が必要
パキスタンでは, 外国人が武装強盗に襲われ外国人観光客の殺害されることがよくあります
・治安が悪い都市では警察による護衛が常に必要
・移動の際に何箇所も軍隊によるパスポートチェックを求められる
昨晩, 夕飯を食べに警官に
警官がやってきますので外出する時は常にその人と一緒で
（食事など警官の分の経費は旅行者持ち）
サブマシンガンを携帯した警護担当
を触れる旅をしています(*^▽^*)
世界遺産モヘンジョダロ周辺は必ず警護が必要
親日国パキスタンでの体験談
イスラム教の国なので, 女性からは警戒心を持たれることもありますが, 男性からはかなり気さくに[Nice to meet you]と声を掛けられて握手をされます. 写真を一緒に撮ろうと現地の人から声を掛けられることも非常に多い, 世界でも珍しい久野の一つです.
声を掛けられる時の定番[中国人?] 日本人と答えると[イェーーーイっ]と黄色い歓声!!! 日本人と握手して喜ぶパキスタン人. 特に日本人に対しては印象がよく親日国を感じることが多々あります.
そしてパキスタン人の旅人(外国人)に対する優しさ!!! 電車の自由席では席取り合戦になることもあります. コミュニケーションが取れない中,,, [ここの席空いてるから座っていいよ] とアッパー(上部)の席を用意してくれたり,
親日であるパキスタン, その国でしか体験できなかったと感じることを3つ紹介します. パキスタンの情勢,
パキスタン人への感謝の言葉
チャイをゲット
あまりにもお腹が空きすぎてご飯が食べれないかとホテルの外に繰り出す… チャイティー屋の前でチャイ(ミルクティー)作りを眺めてると隣から[日本人? 中国人?(Are you Chinese, Or Japanese?)]と声を掛けられる[チャイDo you want chai?] みたいに話しかけられたので、イエース！と喜んで返事. そこからはbut no moneyとズボンポケットを裏返しにしてみせながらジャンプアクション. それがツボに入ったのか, 近くにいた客が店員に対して[俺の友達だからチャイを奢ってあげてくれ]といってくれてチャイをゲット
警察官からのおごり
飲み物を買うためだけに警察官を呼んで外出をしようとした際[わざわざ外出することでもないよ!]と警察官が飲み物を買ってきてくれました(しかもポケットマネーでの奢り) パキスタンではイスラムの教えにより困った人は助けなさいという教えがあるそうですが, 親切すぎて泣きそうになりました;;
昭和を感じる缶 だがそれでいい
警察官との食事
テロが多いこともあり, レストランでは, 店内や机や椅子の下に爆弾が設置されていないかチェックをしてくれたり(爆発したら店内全員終わりでしょう… と思いながらも, 気持ちは正義感で包まれているのでしょう), 注文の品が出てきた際は毒味を先にしてくれます(インドでは睡眠薬泥棒とか多発していますからね…)
薄暗いですが, レストランでの食事 警察官を含めてみんなで食事するので, 夕飯はシェアすることも多いです
パキスタン観光
[世界遺産] モヘンジョダロ 謎だらけの古代文明遺跡をめぐる インダス文明まとめ
印パ フラッグセレモニー ワガ国境 パキスタン側
パキスタンにある名宝 断食する仏陀像 – ラホール博物館
まとめ
基本パキスタン人はいい人が多いです, 特に日本人は歓迎されます(親日を感じます) エネルギッシュなインド人に対して, 大らかなパキスタン人が印象でしょうか?
今回のパキスタン旅行の目的がフンザでのトレッキングでしたが, 豪雨/大雨洪水による土砂崩れで道路が封鎖されてしまい, フンザに辿り着くことはできず… 雄大な自然を眺めることができなかったことが心残りになります. パキスタンには7000m峰の山も多く存在するので, 今度パキスタンに訪れる機会があればフンザのトレッキング＋7000m峰の登山も挑戦したいと考えています
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