世界5大マラソンの一つ ベルリンマラソン

ベルリンマラソン(2010) に参戦してきました!!!
距離 : Run 42km
開催日:2010年 9月26日 場所:ベルリン市内
申込 : Official HP
費用 : 129Eur(2010年3月までの申込み:寄付金込)

世界5大マラソンの一つ ヨーロッパを代表する都市マラソン。フラットなコースで記録が出やすいとされ幾度と世界記録が塗り替えられていて、高橋尚子選手が日本女子で始めて世界記録を樹立した, 今や4万人ものランナーが参加する世界最大規模の大会として人気を集めています。

NAHAマラソン後、毎年1年に一度はフルマラソンに挑戦しようと決めていて, 折角なら海外に挑戦したいと思うようになります。日本人が挑戦する海外マラソンと言えばホノルルが有名ですが、もっと大きな何かを掴みたい。そう考えたとき、世界規模で有名なベルリンマラソンに挑戦する決意をしました!!!

NAHAマラソンでは 初フルマラソン参加で市民マラソンランナー憧れのサブ4を達成しました。その後は, トライアスロンを通してRUNの経験も積み フルマラソンで更なる大きな目標を設定することに。人生2度目のフルマラソン, 目標はサブ3.5(3時間30以内)狙い、次の舞台は世界へ挑戦してきました!!!

[準備]サブ3.5狙いシューズ選び

初マラソンではビギナーモデルのアシックス GTニューヨークから、セミライト⇒ライトと2段階も上がるアシックス ターサーブリッツCAを購入
初級の340グラムから上級の200グラムに!!! 軽量でありながらスタビリティを搭載して安定性が向上しています。簡単に纏めると天使の羽ですね(ランドセルではないです(笑
ランニングウェア, サポートタイツは初マラソンと同様 [ワコール:CW-X 柔流]、[ワコール:CW-X(スタビライクスモデル)]を使用

ベルリンマラソン挑戦へ

当日は生憎の雨… スタッフ側がランナー全員にカッパを用意してくれる程で、 
気温も寒く体力も奪われ、準備運動しても全く暖かくならない状況でした;

そんな状況でも、スタート前の選手の盛り上がり方は熱いものがありました。各参加選手の母国語で、マラソン選手に対する挨拶のアナウンスが流れる。 
そしてついにスタート合図

緑多い6月17日通りからのスタートになります。ネット申込みの際に目標はサブ3.5と記入しながらもゼッケンは20297。H組(最終組)でしたので、明らかに周りのペースが遅い。流れに逆らいつつも、自分のペースを保ちながらも前に進むことに

勝利の女神像が立つ戦勝記念塔ジーゲスゾイルに見送られる予定でしたが、修復中なのかほとんど姿が見れなかったのが残念; ジーゲスゾイルは、映画『ベルリン天使の詩』のなかで、 シンボル的な存在となっていたので実際に見るのを楽しみにしていたのですが。。。

集中して走り続け、シャルロッテブルグ門をくぐりぬけて東へ。 5km, 10km, 12km地点と何も問題なくスラッと走り抜けていた。 計測タイムもサブ3.5を狙える範囲をきっちり捉えている。

しかし、走り始めれば暖かくなってくるだろうと思いましたが、水溜りの中を走っていると次第に靴に水が染みてくる程に。。。 それでも気にせずにRUNに集中することにしました。

沿道の応援が約100万人と街全体がマラソン一色に染まる1日になるベルリンマラソン。 その名の通り, 雨中でも大人から子供まで, 更には世界各国の国旗を持ちながら応援している人を見ると, 世界中の人がこのベルリン市内に集まっているんだなーと感じます。

そして順調に進んでいると思っていたのですが, 20km以降、、、明らかに脚の異変に気づき始める。RUNに使用する足の筋肉、太ももや脹脛ではなく、足裏が非常に痛く感じる。 ターサーブリッツCAをレース用シューズに購入したのですが、 長距離に走り慣れてないのもあり、さらに水を急激に吸い込み足が水膨れに。。。 特に右足の親指が皮が剥けるほどになり、地面を蹴る力が完全に失われつつある。

25km付近では足裏が痛くて痛くて徐々にペースが落ちてくるのが自分でも分かりました。

30kmで、サブ3.5達成まで5分強も遅れていることに気付く。多少上りがありましたが、ここから一転下り坂に。レース中盤の山場。まだ勝負することから諦めませんでした。 

何よりも、周りの声援がチカラを与えてくれるので。。。[ブラボー, ブラボー]と大きく声を上げてくれたり、各国の母国語で応援をしてくれます(何を言ってるか分かりませんが)
ゼッケンにはYASUTAKAと名前が記入されているのですが、あまりにも苦しそうに走る自分に[YASUTAKA~!!!]と名前を呼んでくれる人もいました。楽器で演奏して応援してくれる人もいる。数々のハイタッチが最大の原動力にもなりました!

そして後半、名所旧跡がベルリンらしさを演出しています。 カイザーヴィルヘルム教会、そしてポツダム広場を走り抜けるとあと5km

ラスト2kmのエイドステーション。相変わらず雨は止むことなかったのですが、水を頭から被り意識を集中させ, その後に軽く屈伸をしたのですが、何と左足の後ろ脹脛が吊ってしまうことに

余りの痛さに立ち止まると何人ものイベントスタッフが声を掛けてくれる

しかし、一度吊った脹脛が元に戻ることがなく、、、何人も何十人の選手にも抜かれるのを見ながら立ち尽くすことになってしまう。しかも道路のど真ん中という、ランナーに取って最も邪魔な位置。最終的には、スタッフが自分の後ろに立ってくれて、ランナーとぶつからないように仕向けてくれました

情けなくて涙をボロボロ流し、それでも完走しなきゃと脚を出す。右に曲がり目の前に見えたのが ジャンダルメンマルクト。コンツェルトハウス, ドイツ大聖堂, フランス大聖堂, この3つの建物の調和と美にあまりの感動にさらなる涙が。。。 それでもやはり、悔しさ、情けなさの涙が多かったと思います

そして残り1kの直線にブランデンブルグ門が見える。 ブランデンブルグ門を最高の走りでくぐり抜けたい


そう考えて走った一歩一歩が、このベルリンマラソンに於いて最高にいい走りが出来て、ゴールラインに辿り着くことができました!

[まとめ] マラソン大会を経て

【公式サイトに載っていた記録】
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5 km: 00:24:57
10 km: 00:50:07
15 km: 01:15:13
20 km: 01:41:24
25 km: 02:07:41
30 km: 02:35:04
35 km: 03:01:12
40 km: 03:31:13
参考記録: 03:45:56
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参考記録で03:45:56 自己ベストを12分も更新するタイムでしたが, 満足できる走りができてなかったので、非常に悔しかったです。。。悔しさ、情けなさの涙が溢れ出しました。


記録は散々でしたが, 完走後はビールで乾杯がお約束のベルリンマラソン!!!


完走メダルを片手に思い出の写真を収める, その思い場所に選んだのがベルリンの壁の前になります!!!

サブ3.5を切れなかった理由・・・。大雨という最悪のコンディション。シューズを履き慣れていなかったこと。そして足裏の水膨れで力が入らなかったこと。でも結局は練習不足なんですよね。シューズに耐えきれるほど脚が慣れてなかった。そんな思いを抱きながらも、完走メダルを受け取った瞬間は42.195kmが栄光のゴールに感じました。ベルリンフルマラソンを完走したことで、新たなる挑戦が脳内に浮かび上がってきましたこれを機会にRUNにはより一層チカラを注ごうと思っています

2006-2009年までベルリンマラソンを4連覇, 人類未踏の2:05:00の壁を破り, 世界新記録を持っている王者ハイレ・ゲブレセラシェ(ETH)の5連覇に期待がかかる今回のベルリンマラソン(2010), ゲブレセラシェを下し優勝したのはパトリック・マカウ(KEN) このマカウの優勝を機にケニア勢による世界新記録が次々と現れる様になる. そんな競合選手と走れたのもいい思い出の一つになっています

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カテゴリー: マラソンドイツ

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