アントワープ聖母大聖堂

ベルギー北東にある都市[アントワープ], ここは童話『フランダースの犬』に登場したアントワープ聖母大聖堂(ノートルダム大聖堂)がある町でもある。大聖堂内部にはネロが憧れていたルーベンスの傑作が飾られています。フランダースの犬の舞台, アントワープの象徴であるノートルダム大聖堂に足を運んできました

ネロが憧れたルーベンスの傑作

ネロはキリスト昇架[十字架を立てる], キリスト降架[十字架から降ろす]の二つの祭壇画を見ることが夢でした


「キリスト昇架(The Raising of the Cross by Rubens)」 : キリストが十字架に掛けられている画
画家を志すネロにとっては神様のような存在だったのでしょう。「おお、マリア様ありがとうございます。これだけで僕は何も入りません」と言い切れるほどに。アニメのラストシーンでは, ネロはこの祭壇画の前で, 飢えと寒さで意識がもうろうとしてうずくまりました


「キリスト降架(The Descent from the Cross by Rubens)」 : キリストが十字架から降ろされている画
ネロ少年が一番見たかったルーベンスの聖壇画一つ。「キリスト昇架」では右下から左上へ伸びる対角線上に十字架が配置されているのに対し, 「キリスト降架」では右上から左下へ流れ落ちるよう描かれていますルーベンスの最大の傑作と言われていて, ルーベンスは同タイトルの作品を他2種類残してあり, リール宮殿美術館(フランス), エルミタージュ美術館(ロシア)に保管されています


「マリア被昇天(The Assumption of the Virgin Mary)」 : 天国に召されるマリア様を描いた作品
聖書の記述によるとマリア様は天使達の賛歌とともに天に召されたそうです

大聖堂前のネロとパトラッシュ像


大聖堂前のネロとパトラッシュ像があり,
 

ネロの気持ちになって, パトラッシュと一緒に寝てみました

フランダースの犬の舞台の巡礼としてアントワープ聖母大聖堂を訪れて, これらのルーベンスの傑作が見れただけでアントワープに来た甲斐がありました!

最後に, 開館時間が10:00 – 15:00までと意外と短いです(2018年現在) 当日, ブリュッセルから移動してアントワープを訪れる際は閉館時間を事前に考察しておきましょう

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カテゴリー: 芸術ベルギー

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