[南米最高峰]アコンカグア(標高6962m)単独挑戦へ

世界一周, その目的の一つにトレッキングを挙げていました.
アジアはエベレスト街道トレッキング, そしてアフリカ縦断中にキリマンジャロ(標高5895m)登頂を!

上記トレッキングは, 世界一周前に考察したスケジュールの中でも, 自分に取って大きな大きな財産となっています. ここで満足して終わるのかと思いきや,,, キリマンジャロの頂上に広がっていた壮大な雲海(絶景)に心を奪われると, 自分の中で何かが弾けてしまう. 今後の目標として更に上を目指してみたいアフリカ大陸最高峰キリマンジャロより上の世界を見てみたい! と.

そしていつの日か旅人から, 南米には7000m峰の山でさほど技術が必要としない山が存在するという話を聞く. 更には高度順応ができて体力お化けであれば単独登頂も可能だとのこと!

それが アンデス山脈にある南米最高峰のアコンカグアだ!

南米周遊にあたり南米最高峰の頂に辿り着きたい! そんな強い思いが込み上げ, 世界一周の集大成とも言える アコンカグア単独挑戦を踏み切ることにする!!!

[南米最高峰] アコンカグア(標高6960m)登頂 挑戦への道(準備編)

アコンカグア特徴
・7大陸最高峰の中でエベレストの次に高い山:南米大陸[標高6962m]
・イッテQのイモトも挑戦した山:登頂率は30%
体感温度は-30度まで達することもある

アコンカグア見所
・ペニテンテ[氷の尖塔](標高4000m以上)が観れる

アコンカグア 必要な技術
・高度な登攀技術は必要ない
・基本的なアイゼンワークとピッケルワーク(アイゼンは12本)ができれば大丈夫
・高度順応と寒さ対策 時間をかけるのが秘訣

アコンカグア難所
・大トラバース(終盤の難所)
・グランドカナレータ(頂上稜線に向かう急斜面)
・ビエント・ブランコ[白い悪魔]と呼ばれる凶暴な嵐

[登山初日] オルコネス -> コンフルエンシア

[日程] 2019/2/19
オルコネス[標高2950m] -> コンフレンシア[標高:3300m]
10:40 メンドーサ(Mendoza) -> ペニテンテス(Los Penitentes) ローカルバス移動
14:00 ペニテンテス(Los Penitentes)着 [INKAに荷物を預ける]
15:00 オルコネス(Horcones)へ移動 [INKAのスタッフに頼む]
16:00 トレッキングスタート オルコネス(Horcones) [登山入り口:標高2950m] トレッキング3時間
18:20 コンフレンシア(Confluencia)着[標高:3300m]
19:00 夕飯(まだまだ日差しが強く明るい)
21:00 就寝


オルコネス[標高2950m]登山入り口(INGRESO) 果てしなく遠い道のりがここから始まる!


アコンカグア国立公園内の写真 : このアコンカグア公園内だけを散歩に来る観光客もたくさんいました. それぐらい綺麗な国立公園になり観光スポットとされています. 遠くに見える雪が被ってる山がアコンカグアで, このトレッキングルートをずっと歩きあの天辺を目指します!


登山開始から360度山に囲まれた超絶景色がいい登山道, 舗装された砂利道でとても歩きやすい


この地域はとにかく風が強く(天候が悪い). アコンカグア登山失敗の一つの理由の一つとして挙げられています. まだ登山始めなので笑顔ですが, 南米は真夏にあたるので登山口付近は30度超えで非常に暑い;


3時間弱のトレッキング, あっという間にコンフレンシア(Confluencia)着. 初日はまるでピクニック気分でした!
INKA施設 : [大テント(2段ベッドx4, 8人)x4張] [ダイニングテント5張] [シャワートイレあり]


今日の寝床になるテント. ローシーズンということで貸切状態でした!


ベッドが丸裸の状態で置いてあるので, 例え真夏でも夜はかなり冷えます! 掛け布団等ないので寝袋必須!


夕食 : パンプキンスープ, 赤ワイン, パスタ, ケーキ
肉が出てくるという話を聞いていたがありませんでした. もう肉のストックはなくなってしまったのか… 食事が楽しみの一つでもあったため残念;;

感想
初日はINKAのサービス(食事, 宿泊施設)を使用してよかったと感じる. のんびりできて気持ちにも余裕ができる(どうせ後半戦苦労するので)

[2日目]コンフルエンシア -> ムーラス

[実際の工程] 2019/2/20
コンフレンシア[標高:3300m] -> プラザデムーラス[標高:4230m]
8:00 起床 (6時頃起きるも目覚ましの時間を通り越して爆睡)
8:30 朝食
9:30 トレッキングスタート
16:40 プラザデムーラス着 [標高:4230m] 7時間10分

[登り:970m 全長:22km 約8時間]
アコンカグア登頂全ルートの中で最全長の22kmの長丁場になる. 広大な渓谷の谷底を進んでいく. アップダウンを繰り返しながら高度を上げていく. 後半数kmは急勾配のザレ場を登りきるとプラザデムーラス(ベースキャンプ)に辿り着く. 長時間のトレッキング日程にになり, アコンカグア最初の難関になるかもしれない. しかしまだまだ体力が残る程度出ないと先が思いやられる


朝食 : スクランブルエッグ お粥っぽいの チーズナン


早朝, 目覚めた時から感じたことが, 左足のももと骨盤のつけねに筋肉痛らしきものを感じたこと. 対して登ってもいないはずなのに… ケアをしながら様子を見ることにしようと心に決意. 思い当たる節は, 数日前に下半身の負荷トレーニングを行いすぎたことか…


本日も雲一つない晴天, 日中は炎天下で日差しが強く相変わらず暑い日になる


前後左右どこを見ても, 今日とて登りの登山客を一人も見ない… みんな下山してくる人ばかりだ; 一人でもいいから登山仲間が欲しい! 不安は積み重なる…


そんな思いを抱えていると, まさかの日本人とすれ違うことに! 女性でしかも単独で登ってきたらしい. 話を伺うと, キャンプ3に位置するベルリンで吐いてしまい頂上まで登れなかったという; 彼女から[これから天気が荒れるから気をつけてください]という情報, そして[頑張ってください]と声を掛けてもらう. 彼女の何気ない一声が励みになり, 本当に勇気付けられました!!!
彼女[カーカーさん]は, 山岳専門学校に通い将来はガイドを目指していて(すごいㆀ˘・з・˘) [肉じゃが]など家庭料理も得意とのこと!(食べたいㆀ˘・з・˘) 将来, 国際山岳ガイドになった際は, いろんな山を案内してもらいたいですね!


時折, ムーラ(ロバと馬の混血)が通るのを見かける! ヒマラヤではヤクにあたる動物になる


そして, 後半数kmは急勾配のザレ場に変わっていく


無事にプラザデムーラス(標高4230m)着. 結局登りの登山家と一人も接することはありませんでした, すごいぞローシーズン(笑


テントを設営:このテントを張っている場所がベースキャンプと呼ばれている場所. 大きい山を登る際には, どの山にもベースキャンプと呼ぶ場所が設けられ, そこでキャンプを張りながら高度順応や体調管理をします.


夕飯 : 味噌(汁)バターパスタ(日本から持ってきた味噌汁の素 + バター + キヌア) 見た目はあれだが, 栄養満点だ!!!


[アコンカグア登頂を目指す]となると天気予報を確認しながら登頂スケジュールを立てる必要があります 天気予報は, ベースキャンプであるプラザデムーラスで確認ができます.
この天気はmountain-forecast.comを参考にアコンカグアで活動しているレンジャーが更新をしてくれます.
数字が風の強さを表している. AM, PM, Night, 標高5000mと頂上の時速. 重要なのは頂上のAM, PMの速度になります. 本日が2/20, 明日から数日間最悪の天候になると耳にする,,, 頂上付近ではまさかの風速80m/秒に達する!? 明日以降の天気予報は出ておらず, これでは登頂アタックに挑戦することすらできず… 天候に関しては考えていても仕方がありません. 2週間は山籠りする気持ちで来ているので, のんびりいこうと自分に言い聞かせる

[3, 4日目]ベースキャンプ[高度順応+休息]

[実際の工程] 2019/2/21
・高度順応のため標高5000m前後まで登る

[実際の工程] 2019/2/22
・プラザデムーラスで休息


ピエドラ・コンウェイの岩塔


目の前にそびえ立つのが王者アコンカグア 頂上は2500m以上高い位置, まだまだ道のりは遠い


青丸:プラザデムーラス(標高4230m) 黄丸:ニド(標高:5500m) 赤丸:王者アコンカグア頂上付近?


ようやく天気予報が発表される! 2/24まで最悪に天気が悪いが, 2/25, 2/26と天気が回復して山頂アタックが可能だ! またそれ以降天気が崩れそう+3月過ぎると完全に登山シーズンとして終わってしまうので, この2日がラストチャンスかもしれない! 明日, ニドデコンドレス(通称ニド)[標高:5500m]まで向かおう!!!

[5日目]プラザデムーラス -> ニド

[実際の工程] 2019/2/23
プラザデムーラス[標高:4230m] -> ニドデコンドレス(通称ニド)[標高:5500m]
11:30 トレッキングスタート

[登り:1270m 全長:5.5km 約6時間]
ここからまた少しずつ標高を上げていき, 上部キャンプ(C1~C3)[キャンプ1-キャンプ3]を目指していく. ピエドラ・コンウェイの岩塔、キャンプ・カナダ(C1)を経由して ザレ場のジグザグルートを急登しニド(C2)を目指す!


21,22日が結果として休息日となりようやく登りの日程となる. 辺り一帯曇り空, 非常に天気が悪い日となる. しかし、25,26日を山頂アタックと決めると、逆算したら本日ニドまで登っておきたいところ. 26日の一発勝負なら今日無理して登らなくてもいいが, やるときめたらやる!!! 荷揚げをしないので、今後滞在する分の食料含めて全ての荷物を背負って上がらなくてはいけない. 背負う荷物を少なくするためダブルブーツや冬用のズボンなども着用してトレッキングを開始する!


この日にニドに向かう登山客が何名か見かける! その中に!!! まさかの日本人とばったり出会うことに! 写真中央:アベちゃん 写真右:たかし君 日本語が話せる人がいたというホッと感, 孤独なトレッキングから気持ちが晴れてくる! 2人とも単独挑戦ということで, もしペースが合えば一緒に登っていこうという話になる!


相変わらず天気は悪く, そして,,, 荷物の重さを感じる… ベースキャンプまではある程度食料や登山用具もムーラに運んでもらっていたが, 無駄な荷物があるのか荷物の重さに絶句する… 荷物を減らしたい, 荷物を捨てたい, トレッキングの工程もまだ中盤, 早くもそんな弱気になっていた.


登っては休憩, 登っては休憩を繰り返す… 心拍数がマサイ族のジャンプ並みに上がる… 強風で風船のように飛ばされることも… 非常に辛い…


ようやくニドに辿り着く. テントを張る気力すらないがとにかくテントだけは設営. そのまま寝袋に入り倒れ込んでしまった… たかし君が水を作るようの雪を持ってきてくれた! がしかし, [水分はあるので大丈夫, ありがとう]とそのまま屍のように動かなくなってしまった… 暖かいコーヒーが飲みたい、何か口にしたい、そう思いながらも動けない. 登山とはこんなに辛いものなのか…
何時になったかも分からず時が過ぎていた. 寝袋に入ったままうずくまり, 水を作る気すらご飯を食べる気すら起きない. ハイドレーションもガチガチに凍っていて, 標高5500mでここまで寒くなるとは思わなかった. 横になっても一向に心拍数が戻らない… この寒さは身の危険を感じるほどだった
寒さの原因の一つは靴下が濡れていることに気付く. ダブルブーツを履いている際、汗で蒸れてそれが冷えて凍るような痛さになっていた. 靴下を履き替え, 更にミトンの手袋を寒さ対策として靴下代わりにした. とにかく寒かった… 早く朝になってほしいと願う. 目をつぶっても一向に寝れない. 目を閉じる, 目を開ける. この繰り返しだ. テント内からでも月が若干移動しているのが分かる. 月明かりでテント内の物がうっすら見えるぐらいだ. 相変わらず風は強いが, 明日の天気に期待できる!

[6日目]ニド->コレラ[高度順応+荷揚げ]

[実際の工程] 2019/2/24
ニド[標高:5500m] -> コレラ[標高:5970m] -> ニド[標高:5500m]
[登り:400m 全長:2km(往路)] [登り:400m 全長:2km(復路)]


朝起きて見ると, 昨日の悪天気とは一転, 日が出てポカポカ日和! 気合いを入れて荷物を持ちコレラまで登ろうと考えていたが, 他のほとんどの登山家は26日の一発勝負で山頂アタックするという. 一人で気合いを入れて登るより, 今日は荷揚げでだけして戻ってくることに決める


今日はベルリン経由で全長2km(400mアップ), 荷揚げだけなので気楽な気持ちでいこうと余裕を持ってはいたが風の強さは折り紙付き. 相変わらず少し登るだけで心拍数が上昇する. 乱れた呼吸を取り戻すのに立ち止まる, そして水分を取る. [つよし君]は強過ぎてぐうの音も出ないし, [あべちゃん]も高度障害が出てるという割にガツガツ登っていく. 全然進まない苛立ちが込み上がげ, 更に自分の弱さを知った…


それでも, 標高5000後半にもなるとアンデス山脈の尾根が美しく, たまに座ってはボーっと尾根を眺めることもあった.


ペニテンテ[氷の尖塔]があちらこちらに現れる(ペニテンテとは, 太陽によって溶け出した氷や雪が、再び冷気を帯びた強風に煽られることで先端の尖ったこのような形状)


どうにかコレラに到着する. 最終キャンプ地C3に以前はベルリンが使用されていたが, 現在はコレラを使用しているという.


荷揚げの荷物を纏めて置いておく. この様に土囊袋があると便利で, 中には最後の山頂アタックまで使用しない食料, クランポンなどを入れておく. 日が落ちる前に戻りたいので休息する間も無くニドへ


17時過ぎにニドへ戻る. すぐさまテントに倒れ込んで小休憩. 下山後、微熱か少量の頭痛がして倒れ込んでから起き上がることもできなかった. 既に高度障害になっているのかな… しかし、水を作らないといけない, 食欲もないか何か食べないとだめだと感じ, 空腹状態ではあるが非常自体としデカトロ4mg+パブロンを摂取した
気まぐれかもしれないが頭痛は治まってきて水を作りに雪を取りにいの水作り、凍っている雪(氷)をかき集めて溶かす作業。あまりにも汚い、濁っているとかではなくいろんな沈殿物が目に見えてはっきりしている. 沈んでいるものは他の容器に移し替え, 飲めなくない飲み物を作る.

[7日目]ニド -> コレラ

[実際の工程] 2019/2/25
ニド[標高:5500m] -> コレラ[標高:5970m]
[登り:400m 全長:2km(往路)] [登り:400m 全長:2km(復路)]


朝からやる気なくすほどの強い風… とりあえず9時, 朝食を取り薬を飲むことにする。昨日のガスった天気と違って晴天ではあるが本当に風が強い. テントを片付けるのも億劫になる


調子が抜群にいい、前日の荷揚げに比べて心拍数もさほど上がらなくぐいぐい登れた. 昨日の辛さは[高度障害が出始めていた] + [寒さで体調が下がってい] と考える. 薬を飲んでよくなった! でもこれは鎮痛剤たから体に鞭を与えているのと同じ(それに気づかないようにしてるだけ) しかし体調がいいならこれとぞないチャンスであることは間違いない!


ただ強風だけは否めなく、少し気をぬくと風船のように飛んでいきそうになる… 気を引き締めて登らないと間違いなく滑落に繋がるだろう


どうにかキャンプ3 コレラ到着 今までで一番風が強くテントがなかなか張れない 風向きなど360度吹いてくる。それなりの大きな岩場の影に張ることにする。一瞬でも手を離すとテントは飛んでいく。まずは重しとなるバックパックを中に入れてポールを入れていく. 今までの人生で一番苦労するテント張りだった. 少しづつ登山客が上がってくる。やはり明日の山頂アタックを狙ってか


一人端っこでテントを張っているのも寂しい気持ちもするがこれが単独だ. 明日が最後(サミット[頂上]へのアタック)と考えるとドキドキする. 一発で決めたい! インデペンデンシアまで高度順応した仲間が登りで4時間かかったという, 中間地点だとして山頂まで8時間だ! よくブログを見ると日が出てから登り始める人もいるが, やはり余裕をもって朝5時にはスタンバッテおきたい! 足元が冷えないように湯たんぽ的なのを作り眠りにつく. そして…

ふと目が醒めるとまだ夜中の0:30. 辺りは静かで風の音が吹いたりやんだりだ. まだ朝まで時間があるにも関わらず, 目を閉じても一向に寝れない… 多少興奮はしているのかな…!?

アコンカグア登山に挑戦できたこと, 山頂に辿りついた時のこと, メンドーサの街に戻ってからのこと, 世界一周これからどうするか, 日本帰国後自分はどうしたいか, 未だに海外志向もある…

もしアコンカグアに登頂できたら更なる挑戦もしてみたくなる, まだ落ち着いてられない, そんな妄想, そんな思考が頭の中を巡る…

自分でも理解している, まず目の前のアコンカグア到着が全てだ!!!

高度順応は正直分からないが筋肉疲労に問題なし, 睡眠は大事だが全く寝れない,,, 天候はよさそうな気がする!

絶対に登れる!!!

焦らず, 自分を信じて!!!




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