[トランプ賭博詐欺とは!?]

海外にいると、日本ではあまり出会わないような犯罪の被害を受ける事が有ります。 
その一つ「トランプ賭博詐欺」 最近、日本人旅行者、日本人語学留学生などを中心に発生している様です。 

犯行の主な手口は次のようなもの 
(1)旅行者が散策中、地元の者と思われる人物から「日本に興味を持っている」などと声を掛けられる。 
(2)声を掛けてきた人物に自宅に案内される。 
(3)家族等が温かく出迎えてくれて食事等の歓待を受ける。 
その後トランプ遊びを誘われ、これから知人の金持ちが来ることになったので、 
一緒にその金持ちをカモにしてやろう」などと持ちかけられトランプ賭博をせざるを得ない状況になる。 
(4)当初は指示どおりに賭けていると勝ち続けるが、相手がこれが最後だと言う言葉につられ、 
賭けに応じると、あっという間に負け込んでしまい、多額の支払を迫られる。 
(5)最終的には持ち合わせた金品を全て巻き上げられたり、クレジット・カード等を使ってキャッシングを強要される 
(当然、自宅と称する場所に居る家族、後から来た知人も「トランプ賭博詐欺」の一味であることがほとんど) 

この話、フィリピン留学中にも話題になり、学校内でも 『注意すること!!!』と念を押されていました。 
知らない人に話しかけられても ついていかない! 子供の頃から両親に教わってる人も多いと思います。 
その通りです。しかし実際、自分が引っかかることはないだろうと思いますよね。 

まさか自分が・・・。と思うことが起きました。 

[これがトランプ詐欺の手口!!!]

カンボジアにプノンペンという首都があります。
当時私は東南アジアを旅していて、カンボジアのプノンペンからシュムリアップ行きのバスチケットを購入しに行く途中でした。 

そこで、とあるインドネシアから旅行に来ている女性と遭遇する。 
『何処から来たの?』と日本語で話しかけられ、住んでいる日本のことを説明する。 
東南アジアの人は日本のことをよく知っていることが多く、とても話が弾む。

女性は現在、弟、娘、おじと一緒に観光に来ているとのこと。 
話は進み、『娘が日本の仙台に留学するんだけど、情報交換をしたい』と話を持ち掛けてきた。 
英語の勉強にもなるし、時間もあるからいいかな程度に考えていましたた。 

食事をする約束をしたのでバイクタクシー(乗客を移動させる交通手段)を捕まえて移動することに。 
日本では信じられないかもしれませんが、 海外にいると知らない人でもすぐにフレンドリーになり食事をすることもよくあります。
初対面の人といきなりバイクに跨るなんて機会は少ないかもしれませんが。

とあるアパートに到着する。ここのアパートを借りて生活しているらしい。 
娘さんとおじさんに挨拶。娘さんは昼飯を作ってる最中なので、それまではおじさんと会話をすることに。 
日本が大好きで友達が名古屋に住んでいるという。そして賭博が好きで様々な必勝法を知っていて、 その日本の友達に必勝法を教えて勝たせてやったと自慢話もしていた。『あとで必勝法を教えてやるよ!』とご機嫌。 

そんなこんなで昼食が出来上がり、家族に混ざり食事を頂きました。
エビペーストを使用したナシゴレン(チャーハン)、焼き魚、春巻きなど、 インドネシアの家庭料理はとても美味しくお腹いっぱい堪能させていただく(写真撮っておけばよかった! 残念; 

食事を終えると、他の部屋でゆっくり話そうと案内される。 
個人的にはお腹いっぱいになったので満足だったが、すぐに帰っても申し訳ないので少しいいかなと思っていました。
案内されたのは6畳ぐらいの小さな部屋。部屋の真ん中にテーブルと椅子が置いてあり、他に目立ったものは特にありませんでした。

対面におじ、自分の隣りにアパートに招待してくれた女性が座り、ブラックジャックの必勝法の話が持ち上がる。
いきなり必勝法の話をされても分からなかったので、トランプを触りながら実践することになる。
実際にトランプゲームのルールが始まると、、、何か頭に過ぎったんですよね。
 
あれっ、これはヤバい!!!と察しました。間違いなくトランプ賭博詐欺だ。。。 

かなり慌てましたが、冷静に逃げ道を考える。(と言ってもかなりパニクってました)

部屋を出るための口実、、、トイレしかない、トイレだ! トイレ!!!

『先にトイレを済ませたい!』と告げ逃げ去る行動に出ました。
大きな荷物は持ってなかったので、とりあえずゆっくりとその場を立ち、部屋を出た瞬間に無我夢中で走り出す。

アパートを抜ければそこは住宅地、誰も信じずとにかく逃げることだけを意識して遠くへ、遠くへ。。。

どうにかその場は抜け去りましたが、その日は1日中、もし見つかったらどうしようとオドオドしていました。

あとから考えてみれば典型的なパターンでした。 
しかし、いざその状況になってみたいと全く気付かなかったり、まさか自分がと思う人がほとんどでしょう。 
このトランプ賭博詐欺、情報をフィリピンで得て本当に良かったと思う。 
頭の片隅にも入っていなかったら絶対に引っかかっていました。 

ちなみにこのカンボジア首都プノンペンですが、滞在時に日本人射殺事件があったのをニュースで知る。

この事件を知ったのはプノンペンを離れた後でしたが、 旅行中(人生)何があるか分かりませんね。。。 

カテゴリー: 体験